2022年4月不妊治療が『待望の保険適用』が始まりました。

体外受精については年齢と回数の制限がありますが、高額な不妊治療にも保険が適用されることになりました。

2020年には体外受精で生まれた子どもの割合は13人に1人となりました。

2008年には50人に1人だったのでかなりの増加です。

保険適用が始まった2022年以降更なる増加が見込まれると思います。

実際、高度生殖医療を行なっている不妊専門のクリニックはかなり混んでいるようです。

また受診年齢も下がっているようです。

当院も今までは38歳以上の方が多かったのですが、保険適応になってからは25歳〜35歳くらいまでの方が増えています。

ですが先日講習を受けた高度生殖医療のクリニックの先生が、

不妊治療に病院へ行くまでの期間は約2〜3年かかっているそうだとおっしゃっていました。

それから検査がスタートするので実際に治療に入るにはまた期間が必要になるようです。

自然妊娠の確率は、約半年程で80%、1年で90%が妊娠するというデータから、不妊の定義は、妊娠を望む健康な男女が避妊をしないで性交をしているにもかかわらず、一定期間(日本産科婦人科学会では「1年というのが一般的である」)妊娠しないものとしています。

それから考えると受診するまで 1〜2年は早くスタートができると良いと思います。

芸能人の方などが40代で妊娠、出産されているニュースを見る機会が多いので、40代でも大丈夫だと思われてのんびりされてしまう方もいらっしゃいますが、保険適用で不妊治療をされている方が増えると妊娠と年齢の関係について早く気付かれる方が増えると良いなと思います。

当院で妊活鍼灸をされている35歳以上の方のほぼ全員の方が、もっと早くに妊活をスタートしたら良かったとおっしゃいます。

妊活と年齢はとても関係しているので早めに計画性を立ててもらえると良いと思います。

保険治療を行う場合、年齢によって移植回数が決まっていますので、その回数内で妊娠できるようにクリニックに行く前にお身体を整えていくことも大切だと思います。

ご結婚前にブライダルチェックを受けて治療が必要なら早めに治療をスタートできます。

ご結婚の時期が遅いようなら、鍼灸や漢方、自宅でのケアを前もって進めお身体を整えていくのもおすすめします。

病院に行くタイミングや病院の選び方についてもお気軽にご相談ください。

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